静岡県浜松市は、市内の幼保連携型認定こども園において、昼食時に園児が煮リンゴを喉に詰まらせる重大事故が発生したことを明らかにしました。
事故が発生したのは昨年9月で、生後9か月の園児が昼食のデザートとして出された煮リンゴを喉に詰まらせ、意識不明の状態となりました。保護者の意向により、現在の容態は公表されていません。
市によりますと、園児は救急車で静岡県浜松市にある浜松医科大学附属病院へ搬送された後、専門的な治療を行うためドクターヘリで静岡県立こども病院へ搬送されました。提供されたリンゴは8分の1の大きさに切り、スチーム加熱処理が施されていたということです。
当時の現場では、1人の保育教諭が事故に遭った園児を含む2人の食事対応を担当していました。保育教諭が食事内容などが書かれたボードを確認している間に園児が窒息状態となり、異変に気づいた別の教諭によって発見されました。
市が特別監査などを実施したところ、職員配置や設備、マニュアル作成における法令違反は認められませんでした。しかし、当時の教諭が園児の確実な飲み込みを確認していなかったことが指摘されています。また、市が事故を把握したのは発生から4時間30分後に保護者から連絡を受けたためで、園側からの速やかな報告は行われていませんでした。
市は国の指針に基づき検証会議を設置し、家庭と施設における情報共有の強化、安全性を考慮した検食の実施、事故発生時における報告の徹底などを提言としてまとめました。今後、市内の各施設に対して適切な対応を求めていく方針です。



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