神出病院の虐待事件検証会議で議事録一部削除 神戸市が委員に謝罪

兵庫県神戸市西区にある神出病院で起きた患者虐待事件の検証会議において、事務局を務める神戸市が、委員の確認を得ないまま議事録の一部を削除していたことが分かりました。

神出病院では、元看護師ら6人が2018年から19年にかけて複数の男性患者に対し虐待を繰り返していたとして、準強制わいせつなどの疑いで逮捕・起訴され、その後有罪判決を受けました。

精神医療関係者らで構成する委員による事件の検証会議で、事務局の神戸市は2020年度から24年度までの議事録のうち、およそ40カ所を削除していました。削除されたのは委員の発言内容の一部で、「収容所」や「解体的な出直しが必要」、「人の心の中まで変わっていない」などの表現が含まれており、委員からの指摘で発覚しました。

市側は「要旨をまとめただけで書き換えはしていない」とし、「過度な比喩表現や、組織や個人に対する強い表現を削除した」「理由があった上の削除」と説明しています。一方で、委員への確認を行わずに削除したことについては、先月開かれた会議で委員に謝罪しました。

この問題について、兵庫県神戸市の久元喜造市長は「全体の文章を見て判断しないといけないので、文言からだけここで確定的なお答えをするというのは不適当だと思います」「改めて健康局から説明を受けたいと思います」と述べています。

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