製法ノウハウや個人情報が保存されたUSBメモリーを紛失 奈良県

奈良県薬務・衛生課は18日、医薬品や医療機器の製造企業に関する個人情報や製品の製法ノウハウが保存された公用USBメモリー1本を紛失したと発表しました。

保存データは暗号化されパスワードも設定されているため、現在のところ流出や不正使用は確認されていません。しかし、第三者に悪用された場合は特許権侵害や製法の模倣に発展するリスクがあるとしています。

USBメモリーは国の電子申請受付システムと県の端末間でデータ移動を行うために使用されていたもので、外部持ち出しは禁止されていました。8月25日に使用されたのが最後で、今月9日の保管検査で紛失が判明し、10日に奈良署へ遺失届が提出されました。

データの消去の有無は確認できていませんが、最大15社分の製造品の配合添加物の名称や分量、有効成分、製剤の製造方法といった法人内部情報のほか、最大363人分の法人代表者や管理者の氏名などの個人情報が記録されていたということです。

課内規定では使用後に所定の鍵付き保管庫へ返却することになっていました。記者会見を行った桝谷孝課長は「ご心配とご迷惑をかけ、深くおわびする」と陳謝し、今後はUSBメモリー使用後のデータ即時消去や保管管理の徹底に努めるとしています。

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