海上自衛隊函館基地隊は7月9日、部下に対してパワーハラスメントやセクシャルハラスメントにあたる行為をしたとして、40代の2等海曹を停職9か月の懲戒処分にしたと発表しました。
発表によりますと、北海道函館市にある同基地隊に所属する2等海曹は、2019年8月ごろから所属部隊の複数の部下に対して暴行を加えるなどのパワハラを3件、2020年6月ごろには部下に抱きつくなどのセクハラを2件行ったとされています。
認定されたパワハラ行為の詳細は以下の通りです。
2019年8月ごろから、艦内で部下Aと部下Bに対し、コミュニケーションの一環として日常的に指で額をはじいたり、頭を拳などで叩いたりする行為を繰り返した。
2023年11月ごろから、部下Cに対し、スキンシップとして日常的に腕や脇腹をつねったほか、急所部などを強く握り、三角締めなどの護身術の技をかけて口内を出血させるなどの暴行を加えた。
また、認定されたセクハラ行為の詳細は以下の通りです。
2020年6月、艦内で部下Aに正面から抱きつき、マスクの上からキスをした。
2020年6月、艦内で部下Bに正面から抱きついた。
今回の事案は、2024年7月までにそれぞれの被害者が上司に申し出たことで発覚しました。2等海曹が所属部隊を異動したため調査に時間を要し、2026年7月9日に処分が決定しました。なお、警察への被害届は提出されていません。
同基地隊の聞き取りに対し、2等海曹はパワハラ行為について「会話中にコミュニケーションの一環としてはたくといった行為に及んだ。護身術の披露のようなことをしてスキンシップのつもりでやった」と認める一方、セクハラ行為については「事実無根でありこのような行動は取っていない。身体的接触をしたことはない」と否認しています。
今回の処分を受け、函館基地隊司令の井窪誠史1等海佐は「隊員がこのような規律違反をしたことを重く受け止めている。引き続き、ハラスメントの根絶に向け、隊員一人一人が自らの使命と職責を自覚して行動するよう教育を再徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。



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